マルセイユ石鹸

「マルセイユ石鹸とは？」

１７世紀、フランスのルイ１４世は、ヨーロッパでの石鹸製造の独占権をマルセイユに与えました。
マルセイユはオリーブ栽培がとても盛んで、それに適した気候と風土を持っていたのです。
当時から厳しい製造基準があり、それをクリアした石鹸だけにマルセイユ石鹸の証拠である「７２％」の刻印が押されました。

「７２％って？」

マルセイユ石鹸に押されている「７２％」の刻印は、オリーブオイル・パームオイル・ヤシオイルのことです。
１７世紀当時に作られていた３００グラムのものには今もこの刻印が押されていますが、それ以外のサイズのものは最近作られたもので、刻印がありません。

オリーブオイル：洗浄力が高く、かつ、人の肌にとても優しく、馴染みやすいオレイン酸や天然保湿成分であるスクワレンを含んでいますが、泡立ちが悪く溶けやすいのが難点。

パーム油：泡立ちがよく、しっかり固まるのでくずれにくい石鹸になります。

ヤシオイル：ココヤシの果肉からとれる油。これも泡立ちがいいのが特徴です。

残りの２８％は水分とグリセリンになっています。

＜マルセイユ石鹸いろいろ＞